2024年4月25日木曜日

『Bike in the sky』#384 サンデーメカニック奮闘記?

ここ最近はT-PADDOCK630のバイク達が故障続きだと綴っている

W1SやCB77と続けざまで問題が発生していた

問題と言っても治らないわけではない

そんな調子で悠長に構えていたら今度はRT1までもがトラブル発生

さすがに「う~ん・・・・」と自身の手抜きに気落ちする

そんなことで気分転換も兼ね先週土曜日はBeckで月ヶ瀬に向かう
毎度のメンバーがお出迎えをしてくれたが、Beckで月ヶ瀬に来たのには理由があった

その理由とは足回りのテストだ
上の画像は2カ月前だが真横から見た位置で後輪とフェンダーとのギャップ(隙間)に注目

そして今回の画像から上の画像と同ギャップを比較すると
明らかにギャップが拡がっているのが見てとれる

ギャップは以前と比較して約40~50mmほど拡げたせいか尻上がりになった

そこにはリアショックのヘタリ(機能低下)で4,5年前ぐらいから・・・だろうか

月ケ瀬までの峠道で再三にわたり轍(わだち)の間に盛り上がりが続く山並み状の路面に出くわす

そこを油断して山並み状路面を跨いで走るとセンターマフラーが「ギャイン」と擦るのだ

その瞬間、自身は尻をシートから浮かそうとしている

だが尻を浮かせたところで車体が浮くわけではない

よってマフラーは「痛ったぁ~!」と言わんばかりに「ギャイン」と悲鳴を上げているのだ
そこで上画像のジャッキの上に写る黒い一般的?なショックが見える

これをコイル状のショックに換えた
どこ製のショックかは忘れたが、たしか「ワーゲン用?」だったような・・違うような・・・

少々、華奢に見えるが乗り味は格段に上がった

今までは後輪がショックのヘタリと共にネガティブキャンバー(真後ろから見てハの字状)になっていた

そして後輪のタイヤはネガキャンゆえ左右共に内側から減り出す

いわゆる片減りの編摩耗が顕著になる

ところがショック交換後はキャンバーが若干のポジティブキャンバー(真後ろから見て逆ハの字状)になった

だが、その効果は歴然だ

ショックを換えた途端、峠道での轍間の山は、さほど気にせずクリアできるようになった

おまけに少々タイトなカーブに進入する際もスゥ~ッと入っていけ、抜ける際も変な癖も無くニュートラルなラインで気持ち良く抜けられる

「なんと乗り易い、楽しい・・・」が満載になったではないか

そんなBeckも自身と同じ老齢ゆえ労わってあげねばならいが、この日は針テラスまで足を延ばした

すると、ご近所のIsh〇さんも先着しており二人で雑談中、遠目で眺めていると見慣れたクルマがBeckに横づけしてきた
最近、月ヶ瀬では、とんとご無沙汰のNak〇さんが愛車のロードスターでやって来たのだ

Nak〇さんと会うなり開口一番!

「生きてた?」

「全然、月ヶ瀬に来んし皆、心配しとるでぇ~」と・・・

そんな中学生レベルの会話でNak〇さんの一先ずの安否確認?はできた

その後はIsh〇さんと3人で「健康談議」に話が終始したが元気そうなNak〇さんを拝見できて良かった

だが月ケ瀬ライダー達も自身やNak〇さんと同じで年々、年老いていく

そして段階的にはバイクに乗るにも躊躇するようにもなっていく・・・だろう・・・と

そんな気持ちで帰路についたが、ガレージで待っていたのはW1とCBとRT1だ

まずW1

W1は内燃機屋さんにシリンダーとピストンとバルブ周りのシリンダーヘッドを持ち込んだ

結果、シリンダーとピストンは比較的綺麗な状態なので、そのまま使うことに

で、依頼したのはバルブガイドの打ち替えだけになった

その間、当方の作業はバラしたロッカーカバーの清掃と組立
長年、使ってきた内側の汚れを取り、また付着した今までのガスケット片をスクレーパーで落とす

地味な作業だが上画像のように新品のガスケットをちょっと乗せてみた

その刹那、昭和時代の大晦日の夕方に子供達が近くの銭湯に行き、お風呂上がりに新品の肌着を着て急いで帰る

そして子供達は夕食を丸型のおぜんの前に正座して家族と共に済ませる

夕食のあとは日本中の大多数の人たちがテレビの前で定番の紅白歌合戦に興じる

そんな小学生のような時代の感覚が上の画像の新品のガスケットが思い出させてくれた

ちょっとボケがまた進行してきたようだ

話を戻して

ここでW1のバルブ周りが内燃機屋さんから上ってくるまでW1は待機となった

次の作業はCBの片側フォークオイル漏れの対処

その漏れの原因であるオイルシールは前回ブログにて外径が43mmの希少パーツと判明

その後、オイルシールをネットで探しまくったが結局見つからなかった

よってパーツが見つかるまで、ここは一か八か
シールをハメるフォークのボトム内側と既存のシール外周に薄く画像のシリコン剤を塗布した

幸いと言えるかは微妙だがオイル漏れは僅かだったので、このシリコン剤で凌いでみる

そこからフロントを組んで丸一日、間を空けた

次の日、お膝元の阪奈道路を頂上まで走り、そこでUターンして戻ってきた

その往復道中、フロントブレーキを多用しフロントフォークに圧力をかけ気味で試乗

結果、今のところ漏れは止まっている

そして続いて次はRT1
RT1もオイル漏れ

同じオイル漏れでもRT1は2スト用オイルタンクの「計量覗き窓」の淵からの漏れだ

「まさか、こんな箇所で漏れるのか!?」

と思ったがRT1にしてもCB77にしても、すでに50年以上前のバイクだ

その老いたバイクの、またそれもデリケートな造りのパーツだ

よってRT1のパーツは、たぶんDT1と共用と思われるが見つかったとしても劣化はあるだろう

よってリプロ品を探すにしても、その間、CB同様一先ず応急修理だ

RT1にはA剤とB剤を混ぜて使うエポキシ樹脂で漏れを止めることにした
覗き窓の淵のゴム辺りという微妙?な箇所

そのゴムの隙間にエポキシ剤を塗布して一晩おく
だいぶ硬貨してきたが・・・

その間、オイルタンク裏側の掃除
2スト車は、どうしても各部がオイルまみれで裏側は特に真っ黒気だった

ウエスにシンナーを少量湿らせ配線やフレーム内側や各部のオイル汚れを除去作業

ついでに配線のテープも巻き直し、オイルホースも新品に換装

それから一夜明けた、次の日にオイルタンクに2ストオイルを注入

そしてまた一晩、間をあけてオイル漏れの確認

結果、漏れは止まっていた

CBやRT1は比較的軽症で、俗に言う「サンデーメカニック」レベルの作業だ

だが修復ができればサンメカレベルでも、自身の快感度は至福の時だ

「うん?サンデーメカニック?」

この表現はおかしい

自身は365連休の身だ

だったら「年中メカニック?」

英語に直そう

「Mechanic all year round 」

「メカニック オール イヤー ラウンド」と出た

う~ん!もっとおかしい!

脳のオーバーホールも必要だ

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年4月18日木曜日

『Bike in the sky』#383 暇人の定義

先週末の気候も春本番を感じさせてくれた

我々バイク乗りには格好の、ちょうどいい気温だった

そうなると月ヶ瀬にはバイカーが大挙襲来かと思いきや、そうでもなかった

特に最近の月ヶ瀬の土曜は「開店休業」状態だ

その証しに若い月ヶ瀬メンバーまでも・・・
「クルマで来てるがなぁ~!」だった

通称「茶碗屋の若旦那」が最近手に入れたフェアレディだ
茶碗屋という生業は儲かるのか!?

こんな高級車?をポンっと買っている

皆で寄って集ってお相伴に預かろうではないか!?

続いて日曜日、自身はRT1で詣でた
だが春の日曜日というのにバイカーはさほどでもなかった

RT1で出かけたのにはマフラー内のカーボン除去の効果をみたかったからだが・・・

特に気温が上がった帰りの道中の調子をみたかった

結果は心なしか良くなったようには感じたがボケたジジィの言う事はアテにならない

その当日の月ヶ瀬には
上画像、真ん中に写るTan〇さんのトライアンフ・デイトナ660が来ていた

このトラもまた、2,3週間で手放すのだろう

まぁ、こんなとっかえひっかえの乗り継ぎ方も有りと言えばアリかもだが・・・

そのトラをW&BLカラーのツナギのYam〇さんが試乗していた

感想は「ええバイクですよ!」だった

このコメントは奥が深い

そして今週も針テラスに行ってきた
ここ最近、針テラスはバイクを止める所も無くなるほど大勢のライダーで満杯だ

当日は奈良県警のイベントもあって
春の交通安全運動の一環で何か貰えるのか長い列ができていた

そんな警察繋がりでは
久しぶりのパトカードライバー、Tom〇さんがハンターカブでT-PADDOCK630にお越しだ

このTom〇さん、CB750のK3だったか?

それもお持ちで他にベスパにも乗っておられる

そして、雑談の中で・・・

「もう、警察を定年退職しましてん!」と仰るではないか

今は「関係機関の嘱託で」と言われた思うが気楽に過ごされている様子
こうして国家権力にお勤めだった方とお話ができるのは、ある意味で楽しい

また、この日はT-PADDOCK630では別のイベントもあった

最初の参加者は
満面の笑みを浮かべるグランチャイルドとIsh〇グランパ

娘さんから子守を頼まれてのお越しだった

普段の月ヶ瀬の表情とは別人になったIsh〇さん

赤ちゃん言葉でメロメロな様子から、あのBuellで爆音をたてていることは想像できない

そして、この二組の珍客の前に昼前からの本来のイベントがあった

それは
T-PADDOCK630では最も長い保有期間を有するW1Sだ

このWが以前より右マフラーから白い煙が出ている事の原因とその修復作業

やっと、その機会を得られたことからWの腰上解体作業にかかった
だが自身は、この故障知らずのWで今までキャブ以外、どこにも手を入れたことがなかった

そんなことでWもお持ちの友人の2〇さんに知見を得る為にもお手伝い願った

2〇さんは何度かWのエンジンに手を入れられている
また2〇さんも自身と同じ365連休の暇人ゆえ?に頼みやすい

暇人と呼ぶのは少々無礼だが、黙っておこう

そして
ピストンも外したがヘッドはそれなりのカーボンが付着

だがピストンのスカート部は年数の割にはシリンダーと共に綺麗な状態の様に見受けられた

さらにヘッドから4本のバルブを抜き取った際の感触から、一つが怪しい
となると上画像のバルブガイドからのオイル下がりなのか!?

あとは内燃機屋さんで各部位を計測してもらい判断を仰ぐことになる

そして本日の作業はここまでだが、クランクケースに他の部品が落ちないよう養生をする
ところがだ!

「なんで、おまえまで駄々をこねるのか!?」

今度はCBのフロントフォークのオイルシールあたりから微妙な量のオイルがボトムをツタっているではないか

「まぁ、シールはネットで探せば出てくるやろ」

と高を括っていたが意外と少なかった

またCBのフォークのシールは前期型と後期型で外周の直径が3mm違うことも発覚

となると型式からどこで前期と後期に変わるのか

なんか資料で調べるより「ここは実地で」と、バラシにかかった
バラシて実物を測った結果、後期型の直径が43mmだった

早速、ネットで探索をした

なんと前期型はリプロも含めそれなりに出てくるが、後期型は全くと言っていいほど出てこない

「う~ん・・・・」

もはやイジメかと思えるほど現在のT-PADDOCK630では故障車が続出だ

誰かさん達を「茶碗屋」や「暇人」と揶揄する扱いをした報いなのか

まぁ自身も暇人を謳歌している身!

ここは暇人らしく気長に探すとしよう

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年4月11日木曜日

『Bike in the sky』#382 どんくさいのぉ~と、どんくさいバイク

どんくさい事をまた・・・やっちまった!

そんな時にT-PADDOCK630ガレージにプジョーが届いた
年式は少々古いがそれなりのコンパクトカーだ

やっとT-PADDOCK630にも普通のクルマがきたという感じだが・・・

と言うより「普通のクルマ」の概念がよく分からない
T-PADDOCK630のクルマと言えば

先ずオールユースの足としてチョロQこと2シーターのツインがある

さらに特異な3輪のVespa Carもある

そして
このベックがある

本題はこのBeck!

先週、いつもBeckがお世話になっているS&Comに行ってきた
このS&Comでの用件は2年が経って「車検日をいつにするか」という用向きだ

この会社とは前身の会社を含め35年以上の付合いになる

その中で後半の20年ぐらいか、今も進行形でお世話になってる主治医のYam〇さんに

「いつ、車検に持ってきたらエエかなぁ?」と・・・そして

「ついでにリアショックを換えてリアの車高を20mmほど上げて欲しいねん」という依頼と相談で行ってきた

そんなこんなの談議中に「座学、1級整備士」の入社4,5年ほどのMae〇さんがやってきた

「毎度です。車検の連絡をしようと思ってた矢先でしたわ!」と挨拶がてら寄ってきた

そしてBeckを3人で囲みながらMae〇さんは自身に対して

「帰りは、どうしはります?」と尋ねてきた

「えっ?帰りって?」と聞き返すと

「車検で持ち込んでくれはったんとちゃいますの?」と逆に問い返される

自身は「車検日まで2週間ほどあるのでリアショックのことも含めて相談に来ましてん」と

すると「えっ?2週間?・・・いやいや期限はもうすぐやったと思いますよ!」と言いながら

Beckのフロントガラスに貼ってある「車検の有効期限」のステッカーを確認に・・・

すると「ええ~、期限今日ですやん!」

自身も慌ててステッカーを確認する

「わ~、今日になってるやん!」と他人事のようにビックリしている

そして自身は

「え~、おかしいなぁ~!21日のはずやってんけどなぁ~」と言いながら、さらに

「いつのまに今日になったんやろ!?」と・・・

すると主治医のYam〇さんは

「車検日は勝手に変わりませんって!それより・・・」

「よう期限の今日に乗ってきましたね!?」

続けて

「知らんと明日も乗ってて、なんかあったらえらい事ですやん!」と慰められてるのか・・

で結局、Beckを預けて帰ることになった

車検日を勘違いと言えども、まぁどんくさい事この上ない所業の一幕だった

しかし帰りの代車が上画像のスーパーカーで帰るのかと思うと、それはそれで興奮する

だが

スーパーカーは・・・

「ダメです」と言われた

その代わりの足が冒頭画像のプジョーになった訳だ

なんであれ代車はありがたいが、ここS&Comは普通のクルマ屋ではない

代車であっても外車なのは嬉しい(生まれが昭和25年辺りは外車に過敏に反応した世代だ)

早速、プジョーを駆って意気揚々と帰り路を楽しんだ・・・が・・・

インプレッションの結果として

「う~ん・・・」

普通の日本車と何も変わらないクルマだった

おまけにコンパクトカーで乗り易いと思っていたが、なんのなんの左右ミラー横の見通しや、ボンネットの見切りや、リアウィンドの後方死角などなど

とにかく見難い!見にくい!

現代人はこんな乗りにくいクルマに乗っているのか!?

そしてガレージに戻った時「思いっきり疲れた」という印象だ

借り物で文句を言っては大人気ないと自覚はしているが・・・

とにかく疲れた

その「思いっきり疲れた」と言えば、もう一人、わざわざ疲れに来た御仁がいた
先週土曜の月ヶ瀬に東大阪から片道50km少々を上画像の原二Vespaでやってきた

毎度のT-PADDOCK630ご近所さんのIsh〇さんだ
自身は見るなり「よう来たなぁ~」と驚きの声掛けをしたが

ここまでの所要時間は1時間15分と意外に早い印象をもった

平均速度に換算すれば42km/hと、原二と言えどハイペースのようにも感じる

そしてIsh〇さんの感想はやはり「思いっきり疲れた」だった

思いっきりではないが疲れる為に?自身は翌日の日曜も月ヶ瀬に出向いた
前週に続いてまたもやNSUで行ってきた

気候も良く大変気持ちも良かったのだが・・・
やはり月ヶ瀬は全盛期の賑わいには、まだまだ遠い

唯一この時期で変わらないのが
満開の桜だ

月ヶ瀬湖の方も
素直に美しいと感じる

もう一方の
橋側は絵になる風景だ

そんな気持ちの良い天候だったことから帰りは針テラスにも寄った
月ケ瀬と打って変わって大いにバイカーが集まっていた

そして相変わらず
NSUを「なんじゃこりゃ!」

と、聞こえてきそうな目線で遠巻きに見られるのも、何とも・・・うれしい!

そして帰路につくが、NSUの調子も良くガレージに戻って本日の最高速を確認した
ちょっと調子に乗ったかな・・・

瞬間だと思うが101.1km/hを出していた

そして上述の原二Vespaに倣って平均速度も確認してしてみた

52.7km/hだった

本人的には至ってジェントルに走っていたつもりだったが・・・

このNSU、70年前に生産されたバイクだが、時速100km/hを越える速度では現行車とは比較にならないドキドキ感がある

随所の点検は常に「絶対」を求められ、また手を抜けない「安全性」の整備も求められる

キチっと点検はしているつもりでも70年も前のバイクだ

ハンパない振動からくるネジの緩みやエンジンの調子やら、いつ吹っ飛んでいくやらのドキドキは絶えない

ゆえに「100km/hそこそこで何を言う」と聞こえてきそうだが、乗ってる方は振動満載と共に200km/h以上で走っている錯覚に陥る

てな感じで当日は無事に戻って来れた

さぁ、これからさらにバイク本番の季節になる

今季もライダー諸氏が仕事の励みになるよう、バイクを安全と共に乗れることを願う

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年4月4日木曜日

『Bike in the sky』#381 整備と体感にぶるジジィ

前回のブログでは「美人ピアノ教師の事件簿に巻き込まれたジジィの行方・・・」で終わった

巷では、この先の行方に注目が集まっているようだが言いたかったのは女性から物事の依頼をされるとオッサンは、なかなか断れないことにある

案の定、原付Vinoのウィンカーの交換は一般のバイクと違い、シートと一体のモノ入れを外し、さらにサイドカバーも外してウィンカーから車体内側後部の奥まった所にあるカプラーまでの配線一式を交換しなければならい

そんなめんどくさい取り回しになっていることも知らず安受けをしてしまった事を悔いていた

さらにカバー内のエンジン部や配線類はクモの巣も張っていたり、とにかくホコリまみれで超が付く汚なさだったのだ

でも受けた以上、仕事はキチっと熟さなければならない

ウィンカーの交換ぐらいでは「30分もあれば余裕で」と思っていたが、開けていろんなところを目にすると気になる所は手を入れてしまう

でもって他の不具合も見つけてしまうとほっとけない

おかげで2時間ほど費やしてしまった

そしてフロントブレーキのレバーを握ればアクセルグリップに当たる寸前まで引っ張れる

結局、フロントブレーキシューも交換と相成った
早速、新品のシューをネットで手配し無事、交換作業も終了

これで一先ず「美人ピアノ教師の事件簿」は終わったが大変喜んで頂いたのが救いだった

すべて終わって、ふと思ったのが・・・

これが同じ近所の方でも「オッサンやったら、ここまでやったかなぁ~」だった

だが、そんな妄想にふっけている場合ではない

気を取り直してVespa Carのタイヤ交換作業を片付けなければならい

この話の続きも止まったままだった
新品のタイヤが左右2本届いた

ちょっとレーシーな雰囲気を求め、深く考えず発注した

だが、ここで発注ミスに気付いた

今までのタイヤは「4.50-12」のサイズ
届いたタイヤのサイズは「110/70-12」のチューブレス用

見た瞬間、「あ~、やっちまったかぁ~!?」だった

そう!同じ12インチでも今までのチューブは明らかに太すぎて使えない

そもそも届いたタイヤをよく見ると「TUBELESS」の表記もあるではないか

たぶん寝ていたのか、もっとキチっと確認して発注すべきと反省だ

だが幸い?なのか?

前回にアップした通り4.50-12のチューブはバルブ周りが破れだしていた
よって「110/70-12」に合うチューブを探せば良いだけと思った

ところがだ!

ネットで探しまくったが、それに合うチューブがなかなか見つからないのだ

見つかったと思ってもバルブ形状がL型ではない垂直型のバルブなのだ

仕方なく買ったモノタロウにタイヤの返品交換を依頼したが・・・

「一度、梱包や封印を解かれると返品はお受けできません」と剣もホロロ

「え~、アマゾンやったら交換してくれるのに、二度とモノタロウでは買わんわ!」と

心で叫んだだけで口には出せない気弱な己がそこにいた

そんな時に話題の?美人ピアノ教師がお見えになって気分転換ができたわけだ

それが功を奏したのか「110/70-12」に合うチューブを発想を変えて見つけられた

分かっている方には「朝めし前」な事だろうが自身には天才かと思える発見だった

探す方法として、まず12インチのL型バルブのチューブに絞る

そしてサイズが110であればOKなのだが・・・

見つかったのは4.00-12

一見、合いそうに思うが・・・

問題は当方のVespa Carの後輪のホイルは一体型ではなく、左右を8本の6mmボルトで組み合わせる合体タイプなのだ
よって「110/70-12」の70という扁平率に合うチューブでないと4インチや4.5インチのチューブではダブついて合わせホイルの間に挟まり噛んでしまう

そこで冷静に考えればサイズの捉え方だけのこと

要するにサイズ表記をしっかり解釈すれば解決する話だ

あまたあるチューブの中の、さらにL型12インチの中に「80/100-12」を唯一見つけることができた

「110/70-12」の扁平率70に拘り過ぎたのが発見を遅らせた

だが「80/100-12」であれば幅80に対して扁平率が100であればチューブ幅も80になる

「110/70-12」のタイヤ幅は77なので80のチューブは、ほぼ使えるのではと直感した

確信して発注し、届いて早速装着
ドンピシャのビンゴだった!

右も交換して
バックスタイルが少々華奢に見えるが・・・

それより以前から気になっていた荷台車幅からのタイヤのはみ出し
以前のタイヤより、はみ出しが少なく、ほぼ面一になった

そこには違法車となって罰金を科せられる警察の目も大人的?に配慮しなければならない

前輪は先に換えていたが
後輪のミニモト用と雰囲気も合って、やっと3輪とも新品タイヤに落ち着いた

だが
う~ん・・・

なんか雰囲気が・・・
ちょっと華奢になったかな・・・まぁこれで暫し乗ってみよう

これでいつかは片道50Kmの月ヶ瀬詣でに行きたいのだが・・・

それこそ大冒険だ

その月ヶ瀬の先日の日曜には
今年初めて月ケ瀬に乗り出したNSU Sports MAX

気温も10℃を余裕で越え、非常に気持ち良く走れた

先着ではYAMAHAのSDRでAsa〇さんが
帰り際でのシーンだが自身はAsa〇さんに

「このSDR、売って!」と言っていた

最近はオークションでも自身は小排気量のバイクに目が行く

その中でも、このSDRはAsa〇さんが手を入れた、なかなかのムードを持っている

そのAsa〇さんに乗り出したNSUのダメ出しも頂いた
月ケ瀬に到着して、しばらくすると・・・

「爺さん、キャブのネット、燃えて穴あいてるで!」と忠告を受ける

見るとキャブのゴミ除けネットが焦げたようで大きな穴が開いていた

このNSU、冬場はバックファイヤーが厳しく今回の気温でも道中パンパン吠えていた

たぶん、その影響と思うが・・・

また、こんな御仁も
毎度のIsh〇さんのBuell左に写るYam〇さんも久々の月ヶ瀬詣で

やはり、こういう月ケ瀬レジェンドが揃うと本格的な春の訪れを感じさせてくれる

そこに最近、月ヶ瀬によく訪れられる
伊賀からのお越しで2〇さんだ

その隣が自身、さらに隣に写るのが空手の糸東流師範「怒るで!しかし~~!」のIso〇さん

2〇さんの当日はCB750のK2だったかブラウンメタのCBでお越しだった

そろそろ自身のW1のオーバーホールもあって内燃機屋の情報をもらっていた

だが、オーバーホールではないが自身にはCBでもCB77の対策で困り事がある
前日土曜日には上のCBで月ヶ瀬に行ってきたがGPキャブのアイドリングが今一つ安定しない

アクセルを開ければ、なんの問題もなく気持ち良くエンジンは回ってくれる

だが信号待ち等で止った時はアイドリングでエンジンの回転が下がり過ぎ、止りそうになる時がある

そんな時は下がらない様に微妙にアクセルグリップを捻って回転をキープしようとするが信号待ちで回転が上がると爆音で周りを不快にさせている

そんなこともあり今のCBのオリジナルのスタイルからマフラーをノーマルに戻すことにした

以前はノーマル用エキパイのフランジが無くマフラー交換はできなかったがフランジをオークションで購入できたので交換作業にかかった
タンクもオリジナルに変えたのでノーマルのマフラーもクラシカルで今の時代では新鮮だ

あとは実走で走ってみないとフィーリングの是非は分からない

CBの場合、以前のYパーツと言われるレース用のメガホンマフラーは明らかにノーマルとは一線を画すと言われている

はたしてノーマルマフラーで性能の違いを自身は感じ取れることができるのか

う~ん・・・自身は暑いや寒いの体感を得ることも鈍くなっている

そんな状態でCBのマフラーの性能がぁ~?

たぶん分からんだろう!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi