2016年12月1日木曜日

『Bike in the sky』#66 ちょっとアメリカへ・・・

こんにちは

W1S Super Specialに乗ってアメリカまで行って来ました。

「って、どこのアメリカやねん!?・・・」
と、思われる方もいらっしゃると思いますが・・・

それが実はアメリカなんです!

アメリカのある街で・・・
ちゃんとハーレーもありました。
「そこら辺り?のアメリカちゃう?」と、思われるかも知れませんが・・・
そのアメリカのある方の取材の様子・・・

と、またしても先ず、「その前に・・・」

それは前回の「とんでもない旧車」の記事中での謎のバイクの詳細から!
このCubが、その謎のバイクで、Cubのご先祖さんのような画像を前回アップしましたが・・・

このバイク、1962年発売のホンダのC240ポートカブだそうです。
OHVのC100カブは1958年発売当時、¥55,000でした。
そのカブを買えなかった方の為にミッションを2速にしたりしてコストダウンを図り¥43,000の廉価版で販売されたとのこと。

さすがにここまでの事情は初めて知りました。
この情報は所有者のSA〇〇Iさんから頂戴しまして、さらに前回、同時にアップしましたブリヂストンBS90の校閲も・・・
正確には当時、市販車で世界初のポーラスクロムメッキ・シリンダーを採用した1967年以前のBS90EA2!

ポーラスクロムメッキとは簡単に言えばメッキ面の潤滑油の保持性を上げる為の加工で、
当時としては相当手間の掛かる、また特に2ストには「できればいいよな!?」的な高度な技術でしょう!
それをシリンダーに採用した。という事です。

またこのBS90EA2製造秘話としてブリヂストンと“ランペット”で名を馳せたトーハツ(東京発動機)の技術者が集まって造ったとの話も・・・

こんな裏話しを知るSA〇〇Iさんは、やはり旧車道の達人ですね!?

そのSA〇〇Iさんは実はこんな方です。
ご本人の了解の下にアップさせて頂きました。(実はこれは写真ではなく絵画のようで・・・)

前回のブログで、このSA〇〇Iさんのファンキーなお姿を・・・と思ったのですがNGが出ました。
しかし、今回はOkayがでましたので・・・

ファンキーではなく旧車の正統派バイク乗りに近いコスチュームで・・・
CB72でクロムウェル?のヘルメットが、またいい雰囲気です。


そして、お待たせです。
ここからは旧車でも、また一味違うテイストの旧車道を・・・

そこで「アメリカのある街の・・・」の続きに戻ります。

先ほどのハーレーですが・・・
ハンドル周り!
このハーレー!
1340cc?にオーバーサイズピストンを組み込んで仕上げられた1990年のFLSスプリンガーソフテール。
だそうです!

1990年と言えばまだ?26年前!
旧車というには少し若い年代!であるのに、このヤレ感!

実はオーナー自ら、往年のハーレーのような“エイジング”による仕上げで・・・
観てもらえればガソリンタンクのキャップからガソリンが漏れ、タンクが変色しているリアルな表現やマフラーの錆かたなど・・・

さすがアメリカ人!
古き良きハーレーを理解していないと、なかなかここまでは・・・

この所有者はアメリカ国籍?のメキシコ系アジア人?
生まれは何故か日本の岡山!

日本語は一応、ネイティブレベルで上手くしゃべられます。

そのアメリカ人の証しが・・・
マジ!アメリカのFDNY(Fire Department of the City of New York= ニューヨーク市消防局)?の耐熱防火服とヘルメットを着る隊員さん?

また、
普段は消火活動の合間で、この作業場で局のインフォプレートなどの製作も熟す方?

そのインフォプレート作製のツールには・・・
本場のステンシルで“Caution Plate”等の作製の雑用も・・・

そして、更に合間の合間で物資の搬送なども・・・
その物資たちを運ぶのもタフなフレーム製の台車で・・・
他にもこんな物資も・・・
さて、ここはどこでしょうか?
アメリカのある街?いや、ある街のアメリカ?

表の感じが・・・
このドアから中に入れば・・・

ハーレー以外には何故かHONDA車のみで、それも小型バイクだけ!
1974年製モンキーZ50J。モンキー初のリアにサスペンションが着いたモデル!
そしてモンキーの後ろにアーミーカラーの・・・
1982年製モトラ!
クルマで言えば4駆に乗ってる感覚が味わえる。

それは・・・
画像のチェンジペダル側クランクケースにサブミッションと3速×2段のローギアードになる仕掛けがあり23°の登坂力を発揮する。
軍モノ仕様でなかなか楽しそう!
そのモトラのまた後ろには・・・同じくHONDAのバイクが!
1986年製のCT110。
最初期は1968年のCT50!
カブベースで造られたことから通称「ハンターカブ」と呼ばれ1974年のCT90(K6)の輸出仕様を経て
1981年に国内で復活!

画像のCT110はその輸出仕様!
先ほどのモトラと同じくサブミッション搭載!ただし変速は4速×2段です。

現地で消火活動に乗っていたのか!?
さらに、このハンターカブには拘りのディテールが・・・
ハンドルポストの右マウントに取り付けられたホンダ純正キーロックのヘルメットホルダー!

と、いろいろな拘りを持つ楽しいバイクを紹介しました。

バイクにしても何でもそうですが、“拘り”というのは人それぞれで
「何に拘るか!?」がポイントになるのでは、と思います。

このバイクの所有者は実は拘りが「とにかくコアなアメリカ!」で一時、流行ったアメカジ系のアメリカ好きとは
明らかに一線を画しているホンモノのアメリカフェチな方です。
また先ほどのハーレーをバックのアングルで・・・
「あれっ!?ハーレーのナンバープレートが“大阪ナンバー”になっとるがな!?」

では先ほどの消防士の防炎服は?

その先ほどの画像をよ~くチェックすると防炎服の後ろに・・・
「なんで日本のスダレがあんねん?」と、アメリカ人と言うには・・・疑問が・・・

と、どこまでアメリカ人で通せるかと綴ってきましたが・・・
外見はアメリカ国籍?のメキシコ系アジア人?と紹介しても見た感じはそのままです。

外見がそうだからアメリカ人の様になったのか、アメリカのコアなところが好き過ぎてアメリカ病に感染し、
アメリカ人の様になったのか!?
その辺は謎ですが、間違いなく岡山生まれの生粋の日本人です。

しかし、若くしてコアなアメリカに魅せられアメリカングッズを集めている内に
お店がオープンできるほどに溜まりだした様です。(この辺りの話しは定かかどうか・・・)

それならば、店をオープンしようとなり・・・
アメリカではなく大阪は吹田のある街に出店されました。

その近さゆえ、今回はW1で訪問しました。

こちらのお店は店名を「Under Wood Brand」というアメリカン雑貨のお店です。
T‐PADDOCK630のサイトでもリンクさせて頂いておりますので扱い商品はご覧いただけます。

そのお店をもう少し紹介せて頂くと・・・
入ればすぐに、こんなグッズが目に入り・・・
画像の「DO NOT ENTER」と表示の看板の扉の向こうが先ほどのバイクなどが収まる作業場です。

そして、
入口を入ってすぐの階段で2階に上がると・・・
Under Woodさんはオープンして20年以上?は経っていると思いますが
本業は特殊内装業者さんです。

何が特殊なのか!?
それは普通の店舗などの内装もされるのですが、どちらかというと「楽しい店創り」をメインに仕事をしたはります。

その楽しい店創りで例を挙げれば・・・例えば
有名な所では皆さんもご存じの“USJ”のテーマブースを手掛けられたり、
またアメリカNYでは“Trico Field”というアパレル店など・・・

この方の創る店舗は、まず「自分が楽しい仕事かどうか!?」が基準で仕事をされます。
よって、この方が楽しく内装をされた店は、その店に訪れる消費者も当然楽しくなりますから
繁盛店になるという連鎖が生まれます。

というような訳ですから、ご自身のお店も・・・
アメリカングッズが所狭しと店内に満載!

ただ、ここのお店は内装より商品そのものにアメリカを感じるように展開されており
さらに日本人が思い描くアメリカテイスト寄りに!

さらにさらに、女性が欲しくなるアメリカの洗剤などの女子目線の充実度もなかなかです。
この画像はレジカウンター周り!

画像の左端に写る女性が奥様で、メチャカワイイとても素敵な方です。
奥のオレンジのダウンベストを着ておられるのが、この「Under Wood」のオーナー、木〇さんです。

奥様と並ぶとまさに美〇と野〇です!(私の印象ですみません。)

と、今回も、どこまでが本当の話しで、どこまで冗談か!?
という内容になってしまいましたが楽しくご覧いただけたら幸いです。

しかし、私もアメリカ大好き人間ですが、私に限らず日本人の中にはけっこうアメリカ好きの方がいらっしゃいます。

今回、このブログをご覧いただいた方でもっとコアなアメリカを知りたいと思われる方は
是非、尋ねられたら如何でしょう!?

私は今、この齢でバイクを通じ、いろんな方と知り合いにならせて頂いてお友達がたくさんできました。

そんな中で「好きな事を好きな時に好きなように楽しむ!」という方が、けっこうおられる事も発見でした。
まさに『Bike in the sky』の目指す「バイクライフの楽しさ」を伝えるブログの有り方です。

という事で2回連続、「人生を楽しく過ごされている方」として特集でお送りしました。

T‐PADDOCKも見倣ってもっと楽しく、またガレージをパラダイスにする方法などもお伝えできればと思っています。

という私は今、新たなステッカー創りで、パラダイスどころではありません。
そんな余裕すらないのですが・・・

ではまたです!
T‐PADDOCK630 T/Tatsumi

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