2017年1月12日木曜日

『Bike in the sky』 #73 バイクに何を求める?

毎度です。

タイトルの突然な疑問からですが・・・

それは最近のバイク事情をなんとなく観ていますと、YAMAHAのMTシリーズのようにニュースタンダードと言われるような
スポーツバイクやオフロード系、そしてストリート・スクランブラー系などのバイクをよく目にします。

SS系も健在ではあるのですがトレンド的にはひとつの節目を迎え、バイクに求める“何か”が
時代的に変化している様な気はします。

そのような話はT-PADDOCKに最近、お客様が多くお見えになって、いろいろインタビューを
させていただいておりましても話題に出てきます。

そんな中での今回のお客様!
生駒市在住の自称「カタナバカ」さんこと、霜〇さん!

「カタナバカ」と自身で仰るようにSUZUKI GSX1100S KATANAを所有され、こよなくカタナを愛されておられます。
愛しすぎて少々お疲れ?の様子!

そして霜〇さんも月ヶ瀬信者、早朝組の常連さん!

先週の土曜も月ヶ瀬でお会いしてから、その昼からのお越し。
当日はニューステッカーを貼って頂けるとのことですが、もう一つが・・・
(霜〇さんのFB画像から)
そのお疲れからか、「ちょっと気軽に楽しむ」を目的で求められたのが、ご自身で初のレストアをされたYAMAHA SRX!
そのガスタンクのエンブレムの取付を複眼にての位置決めでお越しでした。

こういう、ちょっとしたことのバイクとの触れ合いもバイクの楽しさであるのは言うまでもありません。

そして、次の日曜には・・・
東大阪が誇る凄腕切削職人!佐〇さん。
佐〇さんは最近、所有のYAMAHA LANZA230というオフロードバイクのエンジンを焼き付かせてしまってションボリ状態!

そのLANZAは230ccの小排気量ながら40psのハイパワーを持つマシン!
何故焼き付けを起こしたのか!?アクセル全開でギャンギャンに攻め込んだのか!?

現在入院中でエンジン全バラで修理中とのこと!
一刻も早い退院をお祈りしてます。

当日はそういう事情でお車でお越し!
そしてステッカーをお持ち帰り頂きましたが、佐〇さんもメインは別件で「モノ創り」の打合せでした。

その打合せ事をしている最中にまた1本の電話が・・・

電話の主、今回は確実にステッカーのお求めと、さらに当日はT-PADDOCK630にあるバイクや
約50年前の古い工具類の撮影を再度したいとの事でお越しでした。
カメラを2台をぶら下げての撮影に奮闘をする枚方市在住の長谷〇さん!
以前はNISSAN SAFARIという大型4駆に乗ってたのですが・・・

気持ちはバイクに乗りたい様子!
「乗りたかったら乗ったらエエのに・・・」と無責任なことを思う私です。

そして、もうお一人!
こちらのご婦人もステッカーをお求めに・・・
同じく枚方在住のMHさん。

お仕事は、なかなかのユニークなことをされており夜中にお餅を作る・・・こと?
そして、日中は・・・
看板屋の看板のイラストを手掛けるクリエイター?
って、何をしている人?

謎?の女性です!
このご婦人も当T‐PADDOCKを大好き?になって頂いて今ではT‐PADDOCKのオピニオンリーダーです。
(ちなみに画像左の鉄製オブジェは灰皿ですが私が差し上げたシロモノ!大切に使ってもらってます。)

と、今週も今のところ順調にステッカーは皆さんに渡っております。
ありがとうございます。

ここでタイトルに戻りますが・・・

上述のその「時代的な変化・・・」のバイクでよく目にするのが・・・
土曜の月ヶ瀬で・・・画像奥に写るのが今回のブログトップにご登場の霜〇さんのKATANA!

そして、その変化の代表格、手前のバイクがDUCATI SCRAMBLER!
同じく月ヶ瀬信者ライダーの山〇さんのバイクですが納車間もない新車でお越しです。

この手のバイク以外にも・・・
一番手前、月ヶ瀬早朝組の竹〇さんのKTM 690 DUKE。

そのKTMというオフロードメーカーが当初“モタード”というギャンギャンバイクのカテゴリーでオンロードバイクを造ったのですが
何代かを経て現在が5代目DUKE!

単気筒の690ccですがバランサーなどで振動を抑え乗り易さを重視したバイクに・・・
カテゴリー的には“スポーツネイキッド”へとなってきてるような・・・

というように、この月ヶ瀬でもこの手のバイクをちらちら目にします。

実際、先ほどのDUCAのスクランブラーを少し試乗させてもらったのですが、まぁ乗り易いし
ちょっとアクセルをグゥッと捻るとSSの様にはいきませんがしっかり加速してくれます。

“ラクで楽しい感”は実感できました。

この感覚が今、時代的に求められている様な、微妙な?ある種のバイクに求める“スポーツマインド”と“癒し”のような・・・

こういった時代的にトレンドが変わるのは1960年代から度々バイクに関わらずファッション、音楽などなどでも
ムーブメントととして起きております。

しかし、現在の多岐に亘るバイクを大まかにカテゴライズするならば・・・
①目を三角にして峠やサーキットでの速さを求める⇒SS系
②林道やオフ車レースを楽しむ⇒エンデューロ系
③長距離を疲れずにゆったり走る⇒ハーレー系アメリカンやツアラー系
④オフ車ベースにオンタイヤ装着でギャンギャン攻めの韋駄天⇒モタード系
⑤SR、GBなどの旧車っぽい味わいを出す⇒ネオクラッシック系
⑥適度に速さもありツーリングでも楽しめるオールラウンドユース⇒スポーツネイキッド系
⑦女性ライダーでもバイクを楽しめる⇒ストリートスクランブラー系
⑧そして古き良きの味わいを求める⇒鉄馬系旧車

その他として
・キットパーツにてどこまでできるか⇒モンキー系(カブ系も含む)
番外編として
・半ヘル、背もたれ、アクセルワークで集合爆音マフラーを活性化⇒旧車会系

などなどですが、これらは時代時代で山谷があります。
その今の山になりそうなのが上記の⑥と⑦!そして玉不足になっている⑧の旧車!

この⑥⑦⑧の共通項が何種類かの“癒し”、それも心の充足感を充たす“癒し”のような・・・

あくまでも私の約50年間で「バイクを乗ってきた、触れてきた、或いは観てきた。」というところの私見としての感想です。

どこまで当たっているのやら・・・
その判断は賛否もありますので皆さんにお任せします。

T-PADDOCK630にあるバイクは1970年前後を軸にその時代を駆け抜けたムーブメントの一端を揃えております。

上記で記せば(売れたバイクも含めて)
当時は今ほどカテゴリーが多岐ではありませんが、あえてハメれば・・・
①CB77、NSU、Mach1、T21
②RT1、Ihatovo
③+⑥W1S、CB750、XS1、MachⅢ、BSA RG
⑦CL77
その他MonkeyZ50Z、Nauty Dax
というところでしょうか!?

最近ステッカーをゲットされたお客様で、当時の上記カテゴリーの①にも③にもハマるバイクをお持ちの北〇さんのバイク。
1970年過ぎ、メーカーの最高速競争に終止符を打った?KAWASAKI 750SSの画像を頂戴しました。
早速・・・
オイルタンクに定番ステッカーを貼って頂いてます。

と、今年も毎度のダラダラ長文になりましたが・・・

私的には今のブームになりそうな、って既にブームになっているのか!?
こういうバイクのブームはWelcomeです。

さらに私的に言いたい放題で申せば

今のバイクは外見がクルマと一緒で、画一的なのが不満です。
やはり個性は欲しいところです。

その個性で昔のスクランブラーには、こんなバイクが・・・
(T‐PADDOCK三重支局のYT君がカワサキ博物館?にて撮影の画像を借用)
1969年ぐらいかな!?海外向けで造られたW2TT650!

など、当時は性能もあるのですが外見を如何に他社と差別化するか!?
このW2TTのデザインの評価は横に置きますが、言いたいのは造り手に情熱が溢れていました。

そしてまた、今のバイクは性能的にはひたすら乗り易い。これは理解できるのですが・・・
ただ乗り易いではなく、もう少し手間がかかる・・・

例えれば音楽を聴くオーディオのCDとかより、ターンテーブルにレコード置き、そのレコードに針をそっと下して聞く・・・
そこから聞く音にはノイズがあり、なんとも言えない味わいがあります。

その音をバイクで言えば、やはりマフラーから出る排気音やエンジンから出るメカノイズでしょう!?

当然、今の環境問題や保安基準もあるので難しいとは思いますが、ハイスペックなモノを造れる時代ですから
目線を変えればけっしてできない事はないとは思います。

是非、手間の掛かるバイクと癒される音のするバイクを創って欲しいものです!

ってなことを考えるのは昭和のど真ん中で青春を過ごしたジジィの戯言なのでしょうか!?
トホホ・・・

では!
T‐PADDOCK630 T/Tatsumi

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